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ベーシックインカムについて調べてみた

こんにちは!

ノリジと申します。

 

今日は「ベーシックインカム(BI)」について書いてみたいと思います。

私自身、最近初めて聞いたのですが、聞いたときに

「ぇ?何それ?今からお願いします。」と思いました。

でも、よく知らないのでちょっと調べてみました。

ざっくりと行きます。

細かい話は端折り、みていきます。

 

目次

 

 

 

では、順番に見ていきましょう。

 

 

 

ベーシックインカム」とは?

制度について、全く知らなかったので調べてみました。

分かった点を簡単にすると、こんな感じです。

 

・政府が国民に、最低限度の生活を保証するため「給付」を行う。

・現在の社会保障の代わりに、個人へ一律で支給する。

・「フィンランド政府」が給付実験していた。

・「スイス」では投票で反対多数で否決していた。

  その後、クラウドファンディングで試みるもまた断念となっていた。

・惹かれる点も多いが、課題も多いということがわかった。

 

この

「最低限度の生活を保証するためお金を給付する。」

というポイントだけ聞いて、

「ぇ!? 今からお願いします。」となってしまいました^^;

お恥ずかしいです。

では次に行きましょう。

 

フィンランド政府の実験結果

調べていったところ、「フィンランド政府」が給付実験をしていました。

失業給付受給者の中からランダムに選ばれた2000人に対し、

失業給付金と同程度の金額を、失業給付金の支給条件なしに支給したものでした。

暫定結果として、懸念されている雇用(仕事をしなくなるか)への影響はほぼ無く、

期待されている効果の一つ、幸福度にはプラスの影響がみられたようです。

 

う~ん、暫定結果ということもありますし、これだけでは判断材料とは難しいのですが

「失業給付受給者」ということは、対象の中に年金受給者はいないのでしょうか?

しかし、この実験を行う決断はすごいと思いました。

多額の資金が必要となることや、

反対意見・批判も飛び交う予想ができる事です。

実験を行ったフィンランド政府に勝手な期待を込めた眼差しを注がざるを得ません。

 

ちなみに先ほど少し触れましたが、スイスでは国民投票で否決されていました。

また、その後試験的導入を提案する人が現れますが断念しています。

理由はクラウドファンディングを使って資金を集めようとしますが、

集まらなかったようです。

 

 

期待される効果

まず、期待される主な効果ですが

・生活に対する不安感が少なくなる。

・過剰なストレスによる病気を防げる。

・現在の制度で対応できない人も支給される。

・行政費用の削減も可能

 

 まず、最低限の収入が保証される。これは大きなメリットです。

特に「コロナ禍」に置かれている状況ですと、その魅力がより現実的に感じることができます。

 次に、無理な残業・サービス残業を押し付けてくるブラック企業なども少なくなると考えられます。精神病・うつ病(最悪は自殺)になるリスクを取らなくてもよくなるということです。

 また、今の社会保障制度では対応できない人も、無条件で一定の収入を得られますので安定した収入を得ることができます。

 さらに、今まで複数で複雑かつ一部専門的な知識が必要であった各種社会保障制度の給付制度が「シンプル」となるため、行政費用も削減できます。

 上記のポイントには入れていませんが、このほかに収入の問題が足かせになっている場合ですが、「出産」「子育て」などを後押しできるため、日本の人口減少に対策としても一定の効果が期待できそうです。

 

 

懸念されている点

次に主な懸念点ですが

・支給金額と財源の確保

・労働意欲や生産性低下

・人によっては現在の社会保障制度の方がいいかも

 

 まず、財源の確保ですが、当然一人当たりの支給金額で大きく変わってきます。

月にいくらあれば「最低限度の生活」がおくれるのでしょうか?

年齢などによって異なるとは思いますが、一人当たり月10万では生活できる気はしません。ですが、財源的には増税しないと厳しいです。(人口=1億2600万人弱)

Wikipediaで調べると、増税しない場合は約5万円なら、支給できそうと記載されていました。(医療費除く社会保障で計算)

 次に労働意欲や生産性低下についてですが、本当に「最低限度の生活ができるお金が貰える」ということは「労働」しなくても生活ができてしまうとなる為、当然「労働意欲」の低下が懸念されます。またそれに伴い当然「生産性」も下がると考えられています。

 また、現在の社会保障制度の代わりとなる事、これは年金制度・雇用保険制度が無くなることになります。しかし、現在の年金制度で相互補助が機能しています。制度が無くなる、ということは当然「障害年金」はなくなることになります。つまり、どんな人でも平等となるのです。現在の議論の中では「医療」部分は残す前提が多いようですし、私もそこは残してほしいと考えています。仮に「医療保険料制度」も廃止されてしまう場合、医療費負担も自己負担100%となると、多くの保険料を支払う必要性が出てきます。その他にも、現在加入しなくてもいいと思われる各種保険にも加入していく必要が出てくるからです。

 

一律にすることで分かりやすくなるのですが、難しい点も多いですね。

現在の制度からベーシックインカムを導入するタイミングも難しそうですね^^;

年金受給者が今の年金額より減ってしまう場合、当然問題点となります。

このほかにも様々な点が議論されていると思います。

 

 

最低限度の生活に必要な金額について

ここでいう「最低限度の生活に必要な金額」とはいくらなのでしょうか?

仮に10万円の支給であった場合、家賃に5万円支払うと残り5万円でやりくりする必要があります。この時、働ける人は足りない分働くことができますが、そうでない人はどうなるのでしょうか?本当の「最低限度の生活に必要な金額」とはいくらなのでしょうか?

当然、この支給金額を引き上げると、税金も上がることになります。様々な人から多数の意見がある為、金額設定が非常に難しいと思われます。

 

 

以上、ざっくりと書いたつもりです。

参考になる点があれば幸いです。

ベーシックインカム」については今後さらに、議論されてくる内容ではないでしょうか?

私も日々、勉強し、新しい情報をつかんでいきたいと思ます。

 

では、今日はこの辺で!